当院について
受診に関しましては、事前に予約がなくても直接、ご来院で充分、受診可能ですのでお気軽にご来院ください。
皮フ治療について
はい、イボ(ウイルス性疣贅)はウイルスの感染症なので、放っておくと増えてしまうことが多いようです。早めに治療を開始した方が良いと思います。
もう一つのいぼである、老人性疣贅は皮膚の加齢現象ですので、他にうつっていったりはしませんが、加齢とともに増えていくのが普通です。
はい、水いぼは放っておいても半年~1年で治ってしまうので取らないという選択肢もあります。水いぼがあればプールに入れない、といった事情があれば、なるべく痛みと恐怖を小児に与えないようにして摘除します。
皮脂線が未発達な子どもの肌が、ある程度乾燥しているのは普通のことなので、それだけでアトピー性皮膚炎と診断するのは誤りです。
喘息、アレルギー性鼻炎になったことがある、ご両親のいずれかがアトピー性皮膚炎を患っていた、などの既往歴、家族歴があれば、アトピー性皮膚炎の可能性が高いかもしれません。そのほか、目の周り、口の周り、耳介に特徴的な湿疹があれば、アトピー性皮膚炎の可能性が高まります。
いいえ、そんなことはありません。
病気に対する理解と、治療戦略が進んだことにより、完璧とまではいかないまでも、治癒に近い状態を維持できることが分かってきています。
保湿剤と少量のステロイド外用薬のみで病状をしっかり抑えることを一つの目標としています。
通常は癌化する可能性は他の皮膚と変わりません。ただし、獣皮様母斑と呼ばれる、巨大で有毛性の母斑細胞母斑からは悪性腫瘍が発症する頻度が高いことが分かっています。
いずれにしろ、まずはほくろをきちんと診断することが必要となります。ほくろの診断はダーモスコピーと呼ばれる皮膚顕微鏡にて行います。
もし気になるほくろのような色素斑がある方は、一度皮膚科医にご相談ください。
我々も面ぽう圧出術という方法でニキビをつぶすようなことをする場合がありますが、炎症の伴わないものに限られます。さらに面ぽう圧出術は意外と難しいので、皮膚科医が行った方がいいと思います。
炎症のあるニキビをつぶしてしまったり、力任せにニキビをつぶしてしまうと、ニキビ痕になる可能性が高いので、あまりご家庭ではやらない方がいいと思います。後述しますが一旦ニキビ痕になってしまえば、その治療には少し根気がいります。
美容レーザー治療について
痛みの程度は、レーザーの種類によって変わります。高出力のレーザーは、レーザー照射時に皮膚を輪ゴムで弾かれたような感覚がします。
レーザー光線は、放射線・X線などの有害光線とは全く違うものです。40年以上に及ぶレーザー治療の歴史の中で、レーザーが原因でガンになったという報告は、世界中で1例もありませんのでご安心ください。
もちろん可能です。患者さまのしみの種類を的確に診断し、症状のある箇所のそれぞれに最適な治療方法をご提案いたします。
日やけによるシミやソバカス対策としてビタミンCは欠かせません。
ビタミンCはメラニン色素の生成をおさえ、できてしまった色素を無色に還元するのを助ける働きがあります。またコラーゲン組織の生成を助ける働きもあるので、紫外線による肌の老化を防ぐ効果があると言われています。
はい、加齢に伴い、黄褐色に変色したタンパク質が真皮層に蓄積すると、黄ぐすみになります。
皮膚タンパク質が糖分と結合し、糖化を起こすと、黄褐色に変色します。同じく、脂質分解物と結合し、カルボニル化を起こすと、黄褐色に変色します。最近の研究で、これらの変性タンパク質はしわ、たるみの原因になるばかりでなく、顔が黄色みを帯びてくすんでくる原因とわかってきました。キーワードは糖化抑制とカルボニル化抑制です。